「副業 おすすめ 在宅 データ 入力」で調べると、仕事を並べた一覧がいくつも出てきますよね。
ただ、そこに並ぶ在宅のデータ入力は、報酬の決まり方で3つに分かれます。
どれがおすすめかは仕事の名前では決まりません。あなたが週にどう時間を空けられるかと、いま何分で何文字打てるかで変わります。
この記事では、3つの型の見分け方から、向き不向きを分ける3つの質問、収入の目安の出し方、スマホで届く範囲、応募して通る書き方、危ない募集の外し方までを順番に並べました。
最後まで読むと、どの募集に応募すればいいかが1つに絞れますよ。
在宅副業を5つの型に分け、金額の壁ごとの作り替え方まで見たい方はこちらから。

1. 報酬の決め方は3通りあります

在宅のデータ入力を3つの型に分けてお話しします。
同じ名前で募集されていても、何に対してお金が払われるかが違えば、半年後の手取りは別ものになりますよ。
1-1. 文字の量で報酬が決まる仕事
音声の文字起こしや、手書きのアンケート用紙を打ち込む仕事がここに入ります。
1文字あたりいくら、という決め方ですね。
この型のいいところは、速く正確に打てるようになるほど、同じ1時間で受け取る金額がそのまま増えるところです。
たとえば1時間で3,000字打てていた人が4,000字打てるようになれば、単価が同じでも受け取る額は3割ほど増えます。努力が金額に直結する数少ない在宅ワークですね。
ただ、原稿が読み取りにくいときは速さが効きません。
走り書きの文字とにらめっこしている時間には、1文字ぶんの報酬も発生しないからです。
なので、この型を選ぶなら、応募前に元の資料がどんな状態なのかを必ず確かめてください。
印刷された文字なのか、手書きなのか。
ここを確かめたかどうかで、実際の時給はまるで変わってきます。
テン手書きかどうかで、そんなに違うんだ。



違いますね。
募集ページの単価が同じでも、読めない字を判読している時間はタダ働きになります。
そこを聞かずに受けると、あとで割に合わないと感じることが多いです。
1-2. 処理した件数で報酬が決まる仕事
領収書、請求書、名刺、商品情報。
決まった形の書類を1件ずつ処理していく仕事で、1件あたりいくら、という決め方をします。
1件の重さが揃っていれば、慣れるほど処理できる件数が増えて、時給も一緒に上がっていきます。
たとえば領収書の打ち込みなら、日付と金額と店名の3項目だけ、というように中身が固定されていることが多いですよね。こういう案件は10件もやれば手が覚えます。
逆に、1件に含まれる項目数がバラバラな案件だと、当たりの束と外れの束で時給が乱高下してしまいます。
項目が3つの領収書と、20項目ある契約書が同じ「1件」で数えられていたら、外れを引いた日は目も当てられません。
だから、手を動かす前に1件のサンプルを見せてもらえるかどうかが分かれ目になります。
ここを確かめずに単価だけで選ぶと、あとから調整はできませんよ。
納品したあとに直しが出るかどうかも、1件の重さで決まります。
項目が固定されている案件なら、起きる間違いは打ち間違いくらいでしょう。
様式がばらつく案件では、どう打つかの判断が毎回発生して、そこで解釈のずれが起きます。
1-3. 働いた時間で報酬が決まる仕事
在宅の事務代行や、オンラインで作業を請け負うアシスタントがこの型です。
働いた時間に対して支払われるので、いちばん会社勤めに近い形になります。
収入が読めるのが大きな利点です。
週に10時間と決めれば、月の受け取り額はほぼその通りになります。
家計の予定を立てやすいので、毎月決まった額が要る人には合っていますよ。
そのかわり、この型では速くなっても受け取る金額が1円も変わりません。
1時間で20件処理できるようになっても、時給の枠が動かない以上、増えるのは「余った時間」だけです。腕を上げたぶんが金額に返ってこない、という点は先に知っておいてください。
増やす道は2つあります。
空ける時間そのものを増やすか、任される仕事の幅を広げて時給を上げてもらうか。
後者を狙うなら、次の1-4で書く見方が効いてきます。
| 報酬の決まり方 | 慣れたときの伸び方 | 噛み合う人 |
|---|---|---|
| 入力した文字の量 | 速くしたぶんそのまま伸びる | 打つのが速く 短時間で区切って働きたい人 |
| 処理した件数 | 1件の重さが揃っていれば伸びる | 同じ形の書類を淡々と続けられる人 |
| 作業した時間 | 速くしても総額は変わらない | 毎週決まった時間を空けられる人 |
1-4. 募集ページで最初に読む1行はどこか
3つの型が分かると、募集ページの読み方が変わります。
最初に見るのは単価の数字ではなく、「何に対して払われるか」が書いてある1行です。
具体的には、報酬の欄に「1文字◯円」「1件◯円」「時給◯円」のどれが書いてあるかを見てください。
ここが読めるようになると、同じ在宅ワークの一覧がまったく違って見えてきます。単価が高く見えた案件が、実は時給型で伸びしろは無かった、と気づくこともあるでしょう。
ちなみに、報酬の決め方が最後まで書いていない募集もあります。
登録してから説明します、という形ですね。
そういう募集は、この時点で候補から外して構いません。



じゃあ、同じ型の案件どうしで比べればいいってこと?



単価の高さは、あとから比べれば十分です。
先に型を見ておくと、比べる相手を間違えずにすみます。
それと、報酬の欄と一緒に見ておきたいのが納期の書き方です。
「1週間以内」なのか「3日以内」なのかで、同じ単価でも受けられるかどうかが変わります。
型と納期の2つが読めれば、応募する前に自分に回せる仕事かどうかを判断できます。
2. 時間・タイピング・半年後の3つを自分に聞きます


ここからは、在宅のデータ入力のどの型があなたに合うのかを絞り込みます。
聞くのはやる気でも適性でもなく、手元にある時間と、いまの打つ速さだけですよ。
2-1. まとまった時間は週に何回とれますか
最初の質問です。
2時間ほど続けて座れる日が週に3回以上あるなら、時間で払われる型が候補に入ります。
この「週3回」に決まった根拠があるわけではありません。
時給の案件は1回の稼働時間をまとめて求められることが多く、細切れだと契約自体が成り立ちません。
そこから逆算した目安として置いています。
子どもが寝たあとの30分だけ、通勤の電車の中だけ、という空き方なら、時間で払われる型は噛み合いません。
作業を始めて終える手続きのぶんだけ、細切れの時間が削られていくからです。パソコンを立ち上げて、前回どこまでやったかを思い出して、という数分が毎回のしかかります。
細切れしか無い人は、1件ずつ完結する件数の型を選んでください。
10分空いたら1件やって閉じる、という進め方ができます。



うち、まとまった時間なんて全然ないんだけど。
子どもが起きてる間は無理だし。



その空き方なら、件数で払われる型が合います。
1件が5分で終わる案件を選べば、細切れの時間がそのまま報酬になります。
2-2. いまのタイピングは何分で何文字ですか
2つめの質問です。
答えられないなら、まずそこを測ってください。
無料の測定サイトを使ってもいいですし、手元にある文章を5分だけ打って文字数を数えるのでも構いません。
大事なのは正確さではなく、自分の数字を1つ持っておくことです。
文字の量で払われる型でも、件数で払われる型でも、収入は「1時間で何件終わるか」で決まります。
この数字を知らないまま単価だけを見て応募すると、時給に直したときの金額が想像とまるで合いません。1件80円という数字は、1時間に3件しかできなければ時給240円です。
測った数字は、そのまま応募文にも使えます。
「1時間あたり◯件を目安に進められます」と書ける人は、実績が無くても発注者に判断してもらえるからです。
測るときは、ふだん打つ内容に近い文章を選んでください。
短い定型文だけで測ると実際より速い数字が出ますし、専門用語だらけの文章なら遅く出ます。
案件の原稿に近いもので測った数字が、いちばん使えます。
2-3. 半年後も同じ仕事をしていて構いませんか
3つめの質問が、いちばん先の景色を分けます。
構わないなら、そのまま進んで大丈夫ですよ。
嫌だと感じたなら、打ち込みを入り口として使う前提で募集の選び方を変える必要があります。
同じ発注者の仕事を続けていると、その会社が何に困っているかが見えてくるからです。
たとえば毎週同じ表を打ち込んでいると、間違えやすい様式に気づきますよね。
そこで「この列の順番を入れ替えると打ち間違いが減ります」と一言添えられる人は、次に様式の作り直しを頼まれます。打ち込みよりも高く売れる仕事です。
この一言を渡すには、発注者と直接やりとりできる募集を選んでおく必要があります。
窓口が自動化されていて誰とも話さない案件だと、気づいたことを渡す相手がいませんからね。
1. まとまった時間は週に何回とれますか
2. いまのタイピングは何分で何文字ですか
3. 半年後も同じ仕事をしていて構いませんか
半年後にどうなっていたいかを、いま決めきる必要はありません。
ただ、話せる相手のいる募集を選んでおけば、あとから選び直せます。
3. 収入の目安は単価と作業時間から逆算できます
ここでは、在宅のデータ入力でいくらになるのかを自分で出せるようにします。
月5万円が現実的なのかどうかは、この計算をしないと誰にも答えられないんですよ。
3-1. 欲しい金額を時間に置き換えます
やることは掛け算と割り算だけです。
1件の単価に1時間の処理件数を掛けると、実質の時給が出ます。
仮に、1件40円の案件を1時間に15件こなせたとしましょう。
40円×15件で、時給は600円です。
月5万円なら約83時間、月10万円なら約167時間が必要になります。
1件40円も1時間15件も、ここでは仮に置いた数字です。
あなたが2-2で測った速さと、実際の募集に書いてある単価を入れ替えて計算してください。数字が変われば必要な時間も変わります。
この計算をすると、月10万円が「週40時間」に化けることがあります。
そのときは金額を下げるのではなく、単価か処理件数のどちらかを上げる方向を考えてください。
時間だけで埋めようとすると続きませんよ。
この計算をすると、単価の見え方も変わります。
1件100円の案件でも、1件に20分かかるなら時給は300円です。
1件40円でも4分で終わるなら時給600円になります。
単価の高さと実質の時給は、別ものだと考えてください。
3-2. 今日の相場は募集ページでしか分かりません
単価の相場を数字で書いている記事はたくさんあります。
ただ、その数字を鵜呑みにするのはおすすめしません。
理由は単純で、単価は案件ごとに違ううえに、時期でも動くからです。
半年前に書かれた「相場は1件◯円」という数字は、いまの募集一覧とずれていることがあります。ずれた数字で計算しても、答えは合いませんよね。
確かめ方はかんたんです。
クラウドソーシングのデータ入力カテゴリを開いて、いま出ている募集の報酬欄を10件ほど眺めてください。
10件も見れば、単価の幅と、どのあたりが多いのかが分かります。
この10分を惜しまないでください。
記事で読んだ数字より、いま自分が応募できる募集の数字のほうが、はるかに正確です。



記事に書いてある相場って、あてにならないんだ。



相場の数字は古くなります。
募集一覧は毎日更新されているので、そちらを見たほうが早くて確かです。
眺めるときは、いちばん高い募集と安い募集の両方を見ておきましょう。
幅が分かると、自分が受けた案件が高いほうなのか安いほうなのかを判断できます。
3-3. アルバイトと比べるときに見落とす費用
外で働くのと家で打つのと、どちらが得なのか。
ここは時給の数字だけでは比べられません。
外に出る仕事には、通勤の時間と交通費、それに服装や昼食の費用がついてきます。
往復1時間かけて時給1,100円で4時間働くと、拘束は5時間なので実質は880円ほどになりますよね。家で打つ仕事の時給と比べるなら、この直し方をしてからです。
いっぽうで、家で打つ仕事にも見えない費用があります。
案件を探す時間、応募文を書く時間、やりとりの時間。
どれも報酬は発生しませんが、確実に時間を持っていきます。
両方を同じ土俵に乗せて、はじめて比べられます。
比べた結果、外で働くほうが合うと分かるならそれも収穫ですよ。
それと、家で働くと決めた時点で外せない費用もあります。
電気代と通信費ですね。
金額としては小さいものの、外で働くなら会社が持っていた費用です。
細かく計算する必要はありませんが、家のほうが必ず得だとは限らない、という感覚は持っておいてください。
4. スマホだけで在宅のデータ入力はどこまでできるのか
スマホで探している人が多いので、在宅のデータ入力とスマホの相性をはっきりさせておきます。
できる作業はありますが、できない作業のほうが多い、というのが正直なところですね。
4-1. 画面を2つ見る作業はスマホでは終わりません
分かれ目はひとつです。
元の資料と打ち込む場所を同時に見る必要があるかどうか。
同時に見る必要があると、画面の狭いスマホでは切り替えが延々と発生します。
1件のあいだに何度も画面を行き来することになるので、同じ作業でもパソコンより時間がかかってしまいます。慣れの問題ではなく、画面の広さの問題ですね。
| 作業 | スマホだけで終わるか | 理由 |
|---|---|---|
| アンケートへの回答 | 終わる | 見るものと打つ場所が同じ画面にある |
| 短い文章の打ち込み | 条件つきで終わる | 外付けキーボードがあれば実用に入る |
| 書類を見ながらの表への打ち込み | 終わらない | 元資料と打ち込み先を行き来する回数が多い |
| 音声の文字起こし | 終わらない | 再生位置を戻す操作が多く手が足りない |
表のとおり、スマホだけでまとまった金額になる仕事は限られます。
とはいえ、スマホしか無くても「受けて納める」手順は一度通せますよ。
外付けキーボードを足すと打つ速さは戻りますが、画面の狭さは変わりません。
終わらないと書いた2つは、キーボードを足しても終わらないままです。
4-2. パソコンへ移る合図は戻って直した回数です
買い替えを気分で決めないでください。
数えれば判断できます。
1件のあいだに前の画面へ戻って打ち直した回数を、3日ぶん記録してみましょう。
回数が減っていかないなら、それは操作に慣れていないのではなく、画面の広さが足りていない合図です。そのまま粘っても増えるのは疲れだけで、報酬は増えません。
ただ、いきなりパソコンを買う必要はありません。
先に外付けキーボードだけ足すと、打つ速さの部分は戻ります。
それでも行き来の回数が減らないときに、はじめてパソコンを考えれば間に合いますよ。



パソコンって、いますぐ買わなくていいの?



順番があるだけです。
先に道具を揃えるより、1件やってみて足りないものを足すほうが無駄が出ません。
記録するのは回数だけで十分です。
時間まで測ろうとすると続きません。
1日目、2日目、3日目と数字が並んだら、減っているかどうかだけを見てください。
減っていれば慣れの途中なので、もう少し続けて構いません。
4-3. いちばん時間を吸われるのは案件探しです
スマホで進めるときに、いちばん時間を持っていかれるのは打ち込みではありません。
募集一覧を上から下へ眺めている時間です。
この時間は1円にもなりませんが、うっかりすると作業時間より長くなります。
小さい画面で一覧を追うと、条件に合わない募集も全部目に入ってしまうからですね。気づけば30分たっていた、ということも起こります。
対策は、条件を保存して通知だけ受け取る形にすることです。
多くのサイトに検索条件の保存機能があります。
これを設定しておけば、探す時間はほぼ消えるでしょう。
空き時間が細切れの人ほど、ここを削る効果が大きくなります。
30分の空きのうち20分を探すのに使っていたら、報酬になるのは10分ぶんだけですからね。
条件を保存するときは、報酬の型と納期の2つを必ず入れてください。
ここを入れずに仕事の名前だけで保存すると、応募できない案件まで通知が来ます。
通知が多すぎると結局は一覧を眺めることになるので、条件は狭いくらいでちょうどいいです。
5. 未経験から在宅ワークの募集に応募して通る書き方
型と金額の見当がついたら、次は応募です。
在宅のデータ入力は未経験でも通りますが、通る人の書き方には共通点がありますよ。
5-1. 書くのは経歴ではなく動かせる条件です
発注者が不安なのは2つだけです。
途中で消えないか。
聞いたとおりに納めてくれるか。
「未経験ですが頑張ります」と書いた応募文は、この2つのどちらにも答えていません。
読んだ側に何の情報も残らないので、他の応募者と比べようがないんですね。意欲が足りないのではなく、判断材料が無いだけです。
- 平日の何時から何時まで作業できるか
- 1時間あたり何件くらい処理できそうか
- 連絡に返せる時間帯はいつか
- 使える道具は何か(パソコンかスマホか、表計算ソフトは入っているか)
この4つが書いてあると、発注者は自分の案件に当てはめて考えられます。
2-2で測った速さがそのまま2つめの材料になりますよね。
意気込みを書く欄があるなら、そのあとで構いません。
この4つを書くときは、盛らないでください。
できると書いた条件は、そのまま最初の案件で守ることになります。
少なめに書いて余裕を持って納めるほうが、次につながります。
応募文は自己紹介ではなく、最初の約束だと考えてください。
5-2. 最初の3件は終わらせやすさで選びます
いちばん多い失敗は、最初から高い案件を狙って納期に間に合わせられず、投げてしまうことです。
高い報酬がついている案件は、たいてい面倒だから高いのであって、初めての人向けに高いわけではありません。
最初の3件は、量が少なく、様式が決まっていて、納期に余裕があるものを選んでください。
ここで欲しいのは報酬ではなく、納品まで通した記録のほうです。3件終わると評価が残り、同じ応募文でも通り方が変わります。
それと、この3件のあいだに1件あたりの時間を毎回メモしておいてください。
紙でもスマホのメモでも構いません。
3件ぶん並ぶと、3-1の計算に入れる自分の数字が手に入ります。



最初から高い案件を狙っちゃだめなの?



最初の3件は投資だと思って選んだほうが、結果として早く進めます。
報酬を取りにいくのは、評価がついてからで十分です。
3件のあいだに、断る練習もしておきましょう。
様式を見て無理だと思ったら、受ける前に断って構いません。
受けてから投げるより、評価にはるかに響きません。
5-3. テスト課題で落ちる原因は確認漏れです
採用前に短いテスト課題を出す発注者は多いです。
ここで落ちる人の多くは、打つのが遅かったわけではありません。
指定された文字の全角と半角が混ざっている。
ファイル名が指示と違う。
シート名を勝手に変えてしまった。
落ちるのは、たいていこの種類です。
打ち込みの仕事は正解が1つに決まるので、揃っていない納品物は発注者が自分で直すことになります。
つまり、速い人より確実な人のほうが助かるわけですね。ファイル名を指示どおりに付けられるかどうかは、「聞いたとおりに納める人か」を見る試験でもあります。



ファイル名とか、そんなところ見てるんだ。



見ていますよ。
本番でも同じことが起きると分かるからです。
納品前に指示文をもう一度読み返すだけで、かなり防げます。
防ぎ方はひとつです。
納品する前に指示文を上から順に読み返して、書かれている条件を1つずつ確かめてください。
2分あれば終わります。
この2分を惜しんだせいで採用まで届かないのは、もったいないです。
6. 危ない募集を外してから在宅の副業を始めます
最後に、在宅の副業を始める前に外しておきたい募集の話をします。
作業の中身を判断するより先に、形だけで落とせるものを落としておきましょう。
6-1. 先にお金を払わせる募集は理由を問わず外します
登録料、教材費、専用ソフトの購入、研修費。
名目はさまざまですが、仕事を受ける前にこちらが払う形になっているなら、そこで判断は終わりです。
仕事を出す側は、こちらの作業に対してお金を払う立場にあります。
受け取るはずの側が先に払うのは、募集の形をした別の商売です。あとで回収できると説明されても、その説明ごと外してください。
仕事を紹介するという話で先に教材などを買わせる形は、特定商取引法の「業務提供誘引販売取引」にあたることがあります。
在宅で自分で作業する個人なら、契約したあとに渡される契約書面を受け取った日から数えて20日以内は、書面か電磁的記録で契約を解除できます。
出典:消費者庁「特定商取引法ガイド 業務提供誘引販売取引」
もう払ってしまった人も、まず日数を数えるところから始めてください。
契約書面を受け取った日がいつだったかを確かめて、20日を過ぎていないかを見ましょう。
20日を過ぎていても、取消しという別の制度が残っています。
勧誘のときに事実と違う説明を受け、それを信じて契約した場合が対象です。
ただし取消しにも期限があり、だまされたと気づいて取り消せると知ったときから1年、契約から5年を過ぎると使えません(特定商取引法第58条の2、第9条の3)。
迷ったら消費者ホットライン188に電話してください。
6-2. うまい話の言葉が3つ並んだ募集はいったん手を止める
「未経験でもできる」「高収入」「すぐ始められる」。
1つずつなら普通の募集にも出てくる言葉です。
ただ、3つ揃っているときだけは手を止めてください。
誰にでもできる仕事は、できる人が多いので単価が上がりません。高い報酬がつくのは、できる人が少ないからです。この2つが同時に成り立つと書かれている時点で、どちらかが本当ではないことになりますよね。
作業内容が最後まで具体的に書かれていない募集も同じです。
登録後に説明します、という形は、比べられたくない事情があると考えて構いません。
1. 仕事を受ける前にこちらがお金を払う形になっている
2. 未経験と高収入とすぐ始められるが同時に書かれている
3. 作業内容が具体的に書かれず登録後に説明とだけある
言葉づかいの話をしましたが、写真や実績の見せ方も同じです。
振込画面や札束の画像が並んでいる募集は、仕事の中身ではなく結果だけを見せています。
中身で選べない募集は、外して構いません。
6-3. 勤め先がある人は就業規則を先に見ます
会社に勤めている人は、募集を選ぶ前にここを確かめてください。
認めるかどうかは会社ごとに決まっていて、勤め先の就業規則に書いてあります。
参考までに、厚生労働省は平成30年1月にモデル就業規則を改め、「許可なく他の会社等の業務に従事しないこと」という規定を削除して、副業・兼業についての規定を新しく設けています。
出典:厚生労働省「モデル就業規則」/同「副業・兼業の促進に関するガイドライン」
ただし、これは国が示す見本にすぎません。
あなたの勤め先がそのとおりに直しているとは限らないので、実際に効くのは手元の就業規則のほうです。



就業規則って、どこ見ればいいの?



社内の共有フォルダか、人事に聞けば出てきます。
「副業」「兼業」「他社の業務」あたりの言葉を探してください。
許可制なのか届出制なのか、そこだけ分かれば動けます。
許可制だった場合は、申請の窓口と必要な書類も一緒に確かめておきましょう。
始めてから慌てて出すより、先に手順を知っておくほうが動きやすくなります。
7. まとめ
在宅のデータ入力は、報酬の決まり方で3つに分かれます。
文字の量で払われる型、件数で払われる型、時間で払われる型ですね。
どれがおすすめかは募集の側ではなく、あなたの時間の空き方と打つ速さで決まります。
- 報酬欄の「1文字◯円」「1件◯円」「時給◯円」を最初に読む
- まとまった時間がとれないなら件数で払われる型を選ぶ
- 収入は単価×1時間の処理件数で自分の数字を出す
- 相場は記事ではなく今日の募集一覧で確かめる
- 先にお金を払わせる募集は理由を問わず外す
今日できることが1つだけあります。
手元の文章を5分だけ打って、文字数を数えてください。
その数字が、この記事の計算すべての入り口になります。
在宅でできる副業を種類ごとに整理した記事もあります。
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